暗闇を信じてもいい。

愛しちゃだめです!!!(自戒)

「GYPSY」備忘録

東京芸術劇場プレイハウスにて見てきたので残しておきます。(劇場の名前かっこよくて好き)なんか結構変なこと言ってたりするので甘やかしてください(??)

 

舞台装置とかの話

結構こういうのが好きな人間なので、今回も楽しかった。席に座った瞬間からお金かかってる〜って思ったくらい、、レンガの壁が一面にあるの。ステージ上だけかと思ったんだけどサイドの席の横の壁とかにも貼ってあるからすごく凝ってるのがわかってお金かかってるーーーって思った。場面ごとにちゃんとそれ用の大道具がある感じがすごいよくできていてすげーーーって思った。あと階段好き。大光出てくるし。

そんで、パンフにも裏話として衣装の話と舞台の話が書いてあってすっごいワクワクしながら読んだ。舞台の方にGYPSYは役者たちが迷い込んできて作った作品って書いてあって、どういうこと…?って思ったんだけど(これは役名と役者の認識があって出るべくして出ている人の認識だったからで)、最初の場面ってみんな劇中まんまのイメージではなかったかもなって気がした。びっくりするほど冒頭記憶なくてごめんなさい舞台の作りと流れを追うのに必死だった(言い訳)

 

雑感

結構思ってたのと違ってさぁ、びっくりしちまったんですよ汗

はじめね、ポスタービジュアルみたいなショーをする一座だと思ってたんですよ。でも感想とか見てたら10歳とか言ってて?????になって、パンフのインタビュー読んでも大光がタルサは10歳として扱われてるけどほんとはハイティーンくらいなんじゃないかなとか言ってるしますますわかんなくてさ、事実なんだ?になって実際見てたら本当に子供向けの小さなお祭りでするショーみたいな感じで子役の子たちがしてて、気づいたら大光たちに変わっててずっとおんなじショーやってたんだと思ってさ、なんかびっくりだよね。ソロのダンスが見どころって話を聞いてたから他の場面もダンスが結構あるのかなと思ってたら全然なかった!!あと、ジューンの成功の機会を自分でふいにしちゃったってあらすじにあったんだけどその“自分”がローズだったの。よく考えたら主役なんだからそりゃそうなんだけどさ。そりゃあジューン駆け落ちするよって思うよね。びっくりしてるうちに見せ場のソロシーン来ちゃってびっくりびっくりって思ってたよもうずっと。腕すごっ!って思った瞬間だけが現実に戻ってきてた。もう一回見たいよ、ちゃんと整理した状態で!!!リピチケで前方買えばよかったぜ…

大光のソロ、なんかバチコリ「かっこいい」なのかなと思ってたんでそこもちょっと印象違って。なんか大人!って感じかと思ったけどそうでもなくて、なんて言えばいいか丁度いい表現があんまり見つけられないんだけど、どうしても子供というか、子供の夢って感じがして、そう考えるとピッタリすぎるくらいよくハマってる。エネルギーたっぷりでファンタジー要素もありつつパフォーマンス詰め込んだ感じ?言葉が下手すぎるけど、"10歳のふりをさせられているハイティーン"がよく現れてるなって思った。初回そういう視点で見られなかったからもう一回見たいって思うの、。反芻してダイジェスト見てやっと気づけたから、、本当に前知識少なすぎでよくなかったなーと反省してます、、、

 

知識入れとけばローズの奔放ぶりにここまで心を痛めずにすんだろうなって気もするよ。(血縁以上*1の家族愛が苦手なので受容を受け入れられなかった)てか、ルイーズが闘牛ガールズと一緒にショーしてる時のローズ・ハービー・ルイーズの歌でルイーズだけ下手に歩いてて(先頭のはずなのに)、そっちじゃないって言われてるの理不尽すぎて、でも笑ってるルイーズが苦しすぎちゃってどんな気持ちで一緒にいるの?っていうのをずっと考えてた。(結果分かってないです)そもそもジューンがいなくなって手のひらを返したローズにどう思ったんだろうって泣きそうになったし。

 

どうでもいい話

親と関係良好なオタクってどれくらいいるんだろうな、小さい頃からオタクで親も知ってるってのなら良好そうだけど、どこか外から仕入れたものからオタクになって、そもそも親と話さないみたいな人は開示の機会ないしする必要ないって思うし良好にはならないのかなーって気もする。てか私は親のこと信用してないから、推しの話して何か言われるのが死ぬほどやだし全部否定な気がしちゃう認められたとしても上から目線じゃん…!って思っちゃうから、、

 

あとやっぱ長生き私はしないかもって思った。しのぶさんすごいんだけど曲がった背中が苦しくて、私が老化とかにいいイメージ持ってないのかなーって気もするけど、終わりを感じたくないんだろうな。なんかずっと考えてることが2つあって1つは30代くらいまでにいなくなりたいってことでもうひとつは1人でいなくなりたいってことで、だからなんか、はいって感じになっちゃうのかなーーー。(私の夢はいなくなる予定の時にまだもう少し生きていようって思えていることです、だから長く生きている人のことが嫌ってわけではないはずなんですけどね、しのぶさんリアルすぎるのかな?ローズっていう器に観客を乗せてくれちゃうのかもしれない。)

 

なんでこんな感想になっちゃうんだろうと思ったけどわかった、多分フラットを何処かに置いてきちゃったんだ自分がくるし〜だから。結構自分本位な観劇をしちゃうと楽しめないのかもなーって思いました!!!おわりー。

 

*1:血縁のみの家族愛は家族員それぞれを他人として見ているから絶対的愛の対象ではない。そういうのは好きなんですけどブログ著者は家族だから許せるとかそういう感情を持っていないです。